誕生石のお話

1月の誕生石 2月の誕生石 3月の誕生石
4月の誕生石 5月の誕生石 6月の誕生石
7月の誕生石 8月の誕生石 9月の誕生石
10月の誕生石 11月の誕生石 12月の誕生石

ガーネット
1月の誕生石
ガーネット

ガーネットのお話

名前の起源は、ラテン語で「種子」という意味の「granatus」に由来するガーネット
誕生石の1番目に選ばれたと言われています。
日本名では、ざくろに似ている事から「ざくろ石」と呼ばれます。
数千年前、レッドガーネットのネックレスは、エジプトのファラオの首を飾り来世のための珍重の財宝として、ミイラ化した死体とともに埋葬されていました。
古代ローマでは、彫刻が施されたガーネットがあるシグネットリングを使って、ワックスにスタンプをして重要な書類を封印していました。

スミソニアンのアンティークバイロープの髪飾りは、最も有名なガーネットジュエリーのひとつです。
(バイロープは「炎のような目」を意味するギリシャ語からきています)
女王が穏やかに宮廷を見渡すように大きなローズカットガーネットが、頂点にはめ込まれています。
このティアラ状のジュエリーを飾るバイロープガーネットは、ボヘミアの歴史的な鉱山で採鉱されました。
これらの豊かな赤色の美しい宝石は この作品が作られたビクトリア朝時代に高い人気がありました。

【ちょっと一言】

2004年頃、レインボーガーネットという世界的に見ても大変希少な石が国内で産出することが分かり話題になりました。
場所は、奈良県天川村で杉村さんという方が長野トンネル工事の際に見つけたとの事。
日本以外ではメキシコが挙げられますが、天川産のレインボーガーネットはレインボーの光彩が強く、『スーパーレインボー』 と呼ばれています。
日本が世界に誇る事の出来る大変貴重な宝石です。
種類としては、アンドラダイトグループに属します。
ページトップへ戻る▲
アメシスト
2月の誕生石
アメシスト

アメシストのお話

アメシストは 和名の「紫水晶」という名のとおり透明度の高い紫色が美しい水晶です。硬度は「7」です。
アメシストの歴史はとても古く、紀元前2000年以上前の古代メソポタミアでは高貴な身分の人たちの印材として用いられていました。 また初期のキリスト教会では、司祭の正装としてアメシストの指輪が使われていたといわれています。

宝石は数多くありますが、アメシストほど昔から世界中で愛されている宝石は少なくないでしょう。
誕生石の内容は各国で微妙に異なりますが、1月のガーネットと2月のアメシストだけは各国共通で、他の宝石が追加されたこともありません。
高貴な宝石というイメージも同じで、どの国でも王族や貴族が好んで使いました。
今でも愛される人気の高い宝石の一つです。

アメシストの伝説

アメシストは ギリシャ神話に登場する美しい少女の名前です。
酒の神バッカスが、気まぐれに月の神ディアナに使える少女アメシストを虎の餌食にしようとした時、月の神ディアナが彼女を水晶へ化身させて救ったのです。
自らの非を恥じたバッカスが、「未来永却私の葡萄の実りはアメシストへの懺悔になろう。」と葡萄酒をその石に注ぐと、たちまち美しい紫色に染まったといわれています。
ページトップへ戻る▲
アクワマリン
3月の誕生石
アクワマリン

アクワマリンのお話

アクワマリンは、ラテン語で「水」を意味する「アクア」、「海」を意味する「マリン」から由来しています。呼び名の通り、穏やかで美しい海のような宝石です。
その魅力は フランス王妃「マリー・アントワネット」がダイヤと共に愛してやまなかった宝石であると伝えられているほどです。

アクワマリンは、エメラルドと同じベリル(緑柱石)の仲間で、日本名では「藍玉」といいます。硬度は 7.5-8.0です。

アクワマリンは、ローソクなどの夜の照明の下でもとりわけ美しくキラキラと輝くことから、中世ヨーロッパでは、夜会用の宝石「夜の女王」として好まれ、昔からパーティー好きの貴婦人に愛用されていたそうです。
また「月の光を受けて輝く」という幻想的な特性を持つ宝石であるため、別名「人魚石」とも呼ばれています。

アクワマリンの伝説

アクワマリンは、海の精の宝物が浜辺に打ち上げられて石になった。」という話が良く知られていますし、「船乗りに恋をした人魚が流した涙が宝石となって打ち上げられ、それを船乗りがお守りにした」という話も有名です。ここから航海の安全・海難防止のお守りとなっているのも、とても自然な成り行きですね。

世界最大のアクワマリン

世界最大と言われているアクワマリンは、1980年代後半にブラジルで採石されました。
カットする前の重さは、約2kg(10.363ct)でした。

とても美しいその石は、世界的に有名な宝石彫刻家「クンストラー」(ドイツの称号・日本の人間国宝)を持つ「ベルンド・ムーンシュタイナー」によって、オベリスクの形にカットされました。
そのアクワマリンは、現在アメリカのワシントンDCにある国立スミソニアン自然博物館に展示されています。
ページトップへ戻る▲
ダイヤモンド
4月の誕生石
ダイヤモンド

ダイヤモンドのお話

4月の誕生石ダイヤモンドは、古来より「宝石の王者」として扱われてきた誕生石です。
地球上でもっとも硬い天然素材であるダイヤモンドは、モース硬度10に格付けされ、また、単一の元素でできた唯一の宝石で、通常99.5%が炭素でできています。
ダイヤモンドは、紀元前4世紀にインドで発見されました。
その後ヨーロッパに渡り、ダイヤモンドを身に着ける事が富裕層の間でブームになりました。ナポレオンの妻ジョセフィーヌやマリーアントワネットが、好んで身に着けた事でも有名です。
ダイヤモンドが エンゲージリングの定番となったのは、15世紀にさかのぼります。オーストリアのハブスブルグ家の王子マクシミリアン大公が、婚約者のブルゴーニュ公シャルルの娘マリーにダイヤモンドを贈ったのが始まりです。
白く無垢な輝きとその硬さから永遠の愛の象徴とされ、エンゲージリングの定番となった誕生石です。

有名なダイヤモンド

*ホープダイヤモンド*
遡れば9世紀に、インド南部のデカン高原にあるコーラルという町の川で農夫が発見したのが最初でした。
ホープダイヤは、濃い青色をした112.5ct(22g)もの大きなダイヤモンドで、69.03ctまで削られ、今見られる形状はハリーウィストンにより僅かにリカットされた45.52ctのクッションモディファイトブリリアンカットとなっています。
このホープダイヤは「持ち主に不幸を招く」という呪いの石として有名でした。
*ドレスデン・グリーン*
ドレスデングリーン、ドレスデングリーンダイヤモンドなどと呼ばれるこの石は、41ct(8.2g)の人口着色ではない緑色をしたダイヤモンドです。
ドレスデングリーンは、その結晶中に窒素をほとんど含まない珍しいタイプのダイヤモンドで、またその内部は完璧に無傷であるとされています。
この石は、過去200年ほとんどの期間、ドイツ・ザクセン州の州都ドレスデンで展示されており、そこから動くことはなかったのでこの名前も都市名にちなんで名付けられました。
他の著名なダイヤモンドとは異なり、この石は所有者・所蔵場所が変わっておらず、その点でも珍しい宝石です。
ページトップへ戻る▲
エメラルド
5月の誕生石
エメラルド

原産地

コロンビア
世界中にあるエメラルドの50%以上がコロンビア産。最も有名な産地。
ザンビア
高品質なエメラルドを多く産出。
緑色が原石全体に分布しているのでオ-バルカットに適する。
ジンバブエ
小粒だが、無処理の物が採掘出来やすい。
※東アフリカの鉱山は、掘り尽くされた。
1830年に発見されたシベリアの鋼床は黄色がかった緑色なので、区別がつきやすい。

エメラルドのお話

エメラルドは、世界4大宝石のひとつで5月の誕生石です。
硬度は、7.5~8ありますので比較的硬度の高い石ですが、衝撃には弱いので、超音波洗浄機などは厳禁です。
ほとんどがオイル処理してありますので(傷を保護するため)、水もNGです。
クレオパトラに愛用された宝石として有名なエメラルドは、心身の安定や目の疲労を癒してくれるヒ-リング効果もあるそうです。
幸福や幸運をもたらし、健康に保ってくれる石なので、ペアーで持つと夫婦円満のお守りや魔除けにもなるそうです。浮気封じにもいいみたいです。
ちなみに、結婚55周年は、エメラルド婚式だそうです。
ページトップへ戻る▲
真珠
6月の誕生石
真珠

種類・原産地

あこや真珠
世界の養殖真珠の90%が日本産。
日本近海で採れるアコヤ貝の真珠は、もっとも真球に近いといわれ、完成された形をしている。
直径5~8㎜のものが中心で9㎜以上は希少。
南洋白蝶真珠
大きな白蝶貝を母貝として、インドネシア・オーストラリア・日本では奄美大島で採れる真珠。母貝の養殖は、不可能。
最大級の真珠貝で 多くの真珠は10㎜以上。
南洋黒蝶真珠
インド洋や太平洋の赤道を中心とした海域に生息する黒蝶貝から採れるブラック系の真珠。別名タヒチ真珠ともいう。
9~14㎜の珠が中心で貝の中で真珠が回転して、バロックやサ-クルといった変形を生む事が多い。
マベパ-ル
香港・台湾・インドネシア・奄美大島亜熱帯などの海域に住むマベ貝に半円の核を貝殻の内側に貼り付けそこに真珠層が巻いて出来る真珠。
12~20㎜とボリュームのある物が採れる。
淡水パ-ル
湖などの淡水で いけちょう貝やからす貝から採れる真珠。無核なので球体だけでなくさまざまな形で育つものが多い。
淡水パ-ルの多くが養殖によるもので 色彩も多様。

真珠のお話

真珠は、真(まこと)の珠(たま)という漢字そのままのイメ-ジを与えてくれる美しい海の宝石です。
12ヶ月の誕生石の中で 唯一の生命が作り出した生体鉱物です。
昔からダイヤモンド=王様=太陽に対して、パ-ル=王妃=月のイメ-ジを持たれており、月のパワ-が宿っているとされています。
故が上に、守護としての力は抜きんでていて、冠婚葬祭などの邪気が集まりやすい場でよく使用されています。
あの有名なマリリン・モンローも、日本での新婚旅行で夫からプレゼントされたパールのネックレスを一生涯大事にしていたそうです。
この真珠のネックレスは、彼女が手元に置いた唯一の高価なアクセサリーだったそうです。
ページトップへ戻る▲
ルビー
7月の誕生石
ルビー

ルビーのお話

ルビーは 基本的にサファイアと同じコランダムと言う鉱石です。
そのコランダムに1%程度のクロムが含まれる事で赤色のルビーになります。
クロムが少なくても多くてもルビーにはなりません。
さらにコランダムには 通常クロムが含まれる事はないそうですが、現実にクロムの含まれたコランダムがあり ルビーがあるわけです。
まさに奇跡的な存在 それがルビーです。
ダイヤモンドに次ぐ硬度(9)で 宝石の女王と言われています。
宝石の科学分析検査が登場する19世紀頃までは、赤い宝石はすべて「ルビー」と呼ばれていた時期がありました。
そのため各国の王室や博物館が所蔵するルビーですらルビー以外の宝石が含まれる事があります。
有名なエピソードとしては、イギリス王室の宝冠の鶏の卵大の巨大ルビー(黒太子のルビー140ct)は、実はレッドスピネルだったと判明した事がありました。
*結婚40周年記念日は「紅玉婚」といい、仁愛の証として、情熱のルビーを贈ります。
*結婚52周年記念日は「星条紅玉婚」といい、永遠の愛の証として、
 星の光を放つスター・ルビーを贈ります。
ページトップへ戻る▲
ペリドット
8月の誕生石
ペリドット

ペリドットのお話

暗闇に光をもたらし、ポジティブな力を授ける太陽の石ぺリドットは、8月の誕生石です。硬度は、6.5-7.0です。
この石は、宇宙から地球にやってくる隕石と同じような成分をしており、古代の人々は「太陽が爆発して飛んできた石」として崇拝してきました。
ペリドットは、夜間照明の下でも昼間と変わらない鮮やかな緑色を維持したため、「夜会のエメラルド」と呼ばれていました。
後に、ペリドットは十字軍によって紅海に浮かぶセントジョンズ島より持ち帰られ、中世の教会の装飾に使われました。
200ct以上ある大きなペリドットがケルン大聖堂にある東方の三博士の聖堂を飾っています。

ペリドットには、「ハワイアン・ダイアモンド」という名前もあります。
これは昔、ハワイのオアフ島の岬の突端がキラキラと美しい光を反射する事から「ダイアモンドヘッド」と名付けられましたが、実はその岩石に含まれていたのが、ぺリドットだったという由来からきています。

太陽のような明るさとパワーで暗闇に希望をもたらしマイナスのエネルギーを取り除き、夢を実現させてくれると言われるぺリドット
後悔しがちな人、ネガティブになりやすい人、嫉妬や恨み・怒りを捨てられない人は、心身を癒し、前向きに生きられるようペリドットがサポートしてくれる事でしょう。
ページトップへ戻る▲
サファイア
9月の誕生石
サファイア

サファイアのお話

サファイアは ラテン語の青色が語源で 古くは青色の宝石の呼び名でもあったようです。
4大宝石のひとつであるサファイアは、コランダム(鋼玉)と呼ばれる鉱物で、その中で赤い石は「ルビー」赤以外の色石はすべて「サファイア」と分類されます。
サファイアは 一般的にブルーのイメージですが ブルーの他にも ピンク・イエロー・グリーンなどといったまさに虹色のようなカラーバリエーションがあります。
中でもピンクとオレンジのちょうど中間色を持つ「パパラチアサファイア」は非常に珍しく高価なカラーサファイアです。
パパラチアとは スリランカの言葉で「蓮の花のつぼみ」を意味しています。
サファイアは ダイアモンドに次ぐ硬さで 硬度は「9」あります。

また神秘的な魅力を持つサファイアは、ローマのカトリック教会で「神の光」と呼ばれており、聖職者が右手につける指輪としても利用されています。
イギリス王室の王冠の先端の十字架にもブルーサファイアが埋め込まれています。
サファイアは中世ヨーロッパより王族に好まれており、故ダイアナ王妃のサファイアをウィリアム王子がキャサリン妃に婚約指輪として贈ったことでも話題になりました。

ちなみに 結婚23年目を「碧玉婚」と呼び、サファイアを贈るのが良いとされています。

*現在世界最大のブルーサファイアとされているのが、ワシントンDCにあるフミソニアン博物館の「ローガンサファイア 423ct」です。*
ページトップへ戻る▲
オパール
10月の誕生石
オパール

オパールのお話

角度を変えるとまるでシャボン玉のように色が美しく変化(遊色効果)するオパール
この特徴を持つ石は「プレシャスオパール」と呼ばれ、地の色もブラック·ホワイト·ピンク·透明とさまざまな色彩があり、とてもカラフルです。
また、宝石の中で唯一水分を含んだ珍しい石で、瑞々しさを感じる表面をしています。
乾燥しすぎるとヒビが入ったり、色があせたりしてしまうので要注意です。
オパールは表面を彩る虹色の輝きに加えて地の色の多彩さから、世界に同じ石はないといわれています。オンリー·ワンです。
古代ローマでは「神の石」、ギリシアでは「未来を予知する石」、エジプトでは「光と水のお守り」、などと呼ばれています。
その高い波動で集中力とインスピレーションをもたらす幸運の護符と言われています。
オーストラリアの原住民アボリジニの伝説には、「造物主が虹に乗って大地に降り立ち、すべての人間に平和の知らせを持ってきた」とあります。
造物主が地面を歩くとその場所に石が宿り虹の色に輝き出しました。
それがオーストラリアのオパールの始まりです。
今日、オパールは、オーストラリアの国家的財産です。

【ちょっと一言】

オパールの種類の中に大変珍しい「べレムナイト·オパール」というオパールがあります。
これは、約一億年前のジュラ紀前期に生息していたベレムナイトという巨大なイカの足の一部の化石がオパール化したものだそうです。
石の内部から浮き出る色彩がとても綺麗ですので ご覧になる機会がございましたら見てみて下さいませ。
ページトップへ戻る▲
トパーズ
11月の誕生石
トパーズ

トパーズのお話

11月の誕生石トパーズは 日本名で黄玉(おうぎょく)と呼ばれ、実際には 黄・青・緑・赤・褐色・ピンク・透明などいろんな色と種類があります。
日本でもごくわずかですが産出される宝石です。中でもブラジル産などのインペリアルトパーズと呼ばれるものは最高級です。
独自の結晶構造により硬く高密度になっている純度の高いカラーレスのトパーズは、ダイアモンドに間違えられる事があります。ポルトガル王家の王冠に輝く1,680ctもある巨大なブラガンザの石は、元々はダイアモンドだと考えられていましたが、実際は美しく透明なトパーズでした。

古代にはトパーズは、「金の石」と呼ばれ、金を引き付け探し出すのに役立つとされていたそうです。

Capao鉱山では、ビール缶ほど(全長50cm)の大きさのトパーズクリスタルが産出されました。「モンスター」と呼ばれています。
その他にも ニューヨークの歴史自然博物館には ガレ鉱山で産出された300kg(80×60×60)の大きさの綺麗なトパーズクリスタルが、フィレンツェ(イタリア)の鉱物博物館には150kgのトパーズが、レーニングラードのGorry研究所にはウラル産のトパーズが、そしてドレスデンの至宝の中には美しいトパーズカット石が所蔵されています。

ほかの宝石と同じくスミソニアン博物館には最も美しいカットトパーズのコレクションが所蔵されており、これはすべてブラジル産のものです。最大の物は、黄色の7,725ct青色の3,273ct黄緑の1,469ctです。
ページトップへ戻る▲
タンザナイト
12月の誕生石
タンザナイト

タンザナイトのお話

「タンザニアの夜」を意味するタンザナイトは、その名が示すとおりキリマンジャロの夕暮れ時の空を映し出したような美しい青紫色をしています。多色性という特徴を持っており 見る角度によって青色や紫色が強くなる宝石です。
タンザナイトは硬度が低く(6.0-7.0)、宝石の中でもかなり傷つきやすい部類に入ります。しかも劈開性という衝撃に対してもろい性質を持つため、割れてしまったり欠けてしまうこともあるので要注意です。
タンザナイトが産出されるのは、世界で唯一タンザニアメレラニ鉱山のみで、希少価値も非常に高く、ダイアモンドより1,000倍希少だとも言われます。鉱床の寿命も わずか10年程しか残ってないそうです。

マサイ族では、青が神聖な精神の色であり、出産した女性に青いビーズや服を贈ることになっています。現在ではこの伝統が発展し、マサイ族の首長は赤ちゃんが生まれたら、妻にタンザナイトを贈っています。この贈り物は、子供が健康で積極的な成功する人生を生きるように祈るものだということだそうです。

タンザナイトの由来

1967年、東アフリカのタンザニアのアレー地区メレラニ鉱山でルビーを探していたマニュエル・スーザーは、それまで採掘されていた不透明のピンクや緑色とは全く別種の青色のゾイサイトを発見しました。
これをアメリカ合衆国の宝石商ティファニーが見い出し、「タンザナイト」と命名し宝石として知らしめ、1980年代にはアメリカを中心に人気を呼ぶ石となりました。
タンザナイトの正式名称は「ゾイサイト」です。

*2002年に、宝石業界の公式誕生石リストに追加されました。
ページトップへ戻る▲